今、日本サッカーが熱い――2026-27欧州所属日本人選手 完全ガイド

2026-27シーズン開幕を前に、日本人選手の所属情報を見ていて、ふと思った。

日本人、多くないか。

特に驚いたのがプレミアリーグだ。

遠藤航、三笘薫、鎌田大地、冨安健洋、田中碧、高井幸大、守田英正、前田大然、坂元達裕。

2026-27シーズン、プレミアリーグには9人の日本人選手が所属している。

かつて、日本人選手がプレミアリーグへ移籍すれば、それだけで大きなニュースになった。

それが今では、一つのリーグだけでこれだけいる。

しかも、これはプレミアリーグだけの話ではない。

ドイツ、スペイン、イタリア、フランス、オランダ、ベルギー、スコットランド、ポルトガル、オーストリア、デンマーク――。

欧州全体を見渡すと、日本人選手は驚くほど広い範囲でプレーしている。

日本サッカーは、いつの間にここまで来たのだろう。

今回は2026-27シーズンの欧州所属日本人選手を見ながら、その現在地を確認してみたい。

※所属は2026年8月18日時点。夏の移籍市場期間中のため、今後変更される可能性があります。移籍の可能性が具体的に報じられている一部選手については注記しています。

  1. プレミアリーグに日本人が9人
  2. ドイツでは、日本人がいることが珍しくなくなった
  3. スペイン、イタリア、フランスにも日本人
  4. オランダにも日本代表クラスがずらり
  5. ベルギーは「欧州への登竜門」
  6. 欧州のあちこちに日本人がいる
  7. 欧州へ行く年齢まで下がっている
  8. 宮市亮の挑戦が「特別」だった時代
  9. 福田師王、チェイス・アンリ、高岡伶颯――新しい世代
  10. ただ、世界最高峰を見るとまだ上がある
  11. ワールドカップ優勝に「大番狂わせ」はほとんどない
  12. 日本サッカーは、ようやく世界の舞台に立った
  13. 2026-27 欧州所属日本人選手一覧
    1. プレミアリーグ(イングランド)
    2. チャンピオンシップ(イングランド2部)
    3. ブンデスリーガ(ドイツ)
    4. ブンデスリーガ2部(ドイツ)
    5. ラ・リーガ(スペイン)
    6. セリエA(イタリア)
    7. リーグ・アン(フランス)
    8. リーグ・ドゥ(フランス2部)
    9. エールディヴィジ(オランダ)
    10. ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー)
    11. スコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド)
    12. プリメイラ・リーガ(ポルトガル)
    13. オーストリア・ブンデスリーガ
    14. スイス・スーパーリーグ
    15. デンマーク・スーペルリーガ
    16. ポーランド・エクストラクラサ
    17. スロバキア・ニケ・リーガ
    18. フィンランド・ヴェイッカウスリーガ
    19. リトアニア・Aリーガ

プレミアリーグに日本人が9人

まず、最も分かりやすいのがイングランドだ。

遠藤航はリヴァプール。

三笘薫はブライトン。

鎌田大地と冨安健洋はクリスタル・パレス。

田中碧はリーズ。

高井幸大はトッテナム。

守田英正はハル・シティ。

前田大然はイプスウィッチ。

坂元達裕はコヴェントリー。

9人である。

一昔前なら、日本人が一人いるだけでも毎週そのクラブの結果を追いかけた。

今では同じ週末に、何人もの日本人が世界最高峰のリーグでプレーする可能性がある。

プレミアリーグだけを見ても、日本サッカーが大きく変わったことが分かる。

※遠藤航には今夏の移籍・放出に関する報道がありますが、8月18日時点ではリヴァプール所属として掲載しています。

ドイツでは、日本人がいることが珍しくなくなった

ドイツを見ると、その層はさらに厚い。

伊藤洋輝はバイエルン・ミュンヘン。

堂安律と小杉啓太はフランクフルト。

佐野海舟と川崎颯太はマインツ。

鈴木唯人、後藤啓介、山本理仁はフライブルク。

町野修斗、宇野禅斗、橋岡大樹はボルシアMG。

町田浩樹はホッフェンハイム。

さらに2部にも多くの日本人選手がいる。

かつて奥寺康彦がドイツへ渡ったことが、日本サッカー史に残る出来事だった。

今では、

「ブンデスリーガに日本人がいる」

こと自体が珍しくなくなった。

スペイン、イタリア、フランスにも日本人

もちろん、ドイツだけではない。

スペインでは久保建英をはじめ、日本人選手がラ・リーガで戦っている。

イタリアでは鈴木彩艶。

フランスでは南野拓実をはじめ、日本人選手がプレーする。

欧州5大リーグのどこを見ても、日本人選手を見つけられる時代になった。

以前は、

「日本人が欧州へ行った」

ことがニュースだった。

今では、

「どの日本人が、どのリーグでプレーしているのか」

を追いかける方が大変になっている。

なお鈴木彩艶については、8月18日時点ではパルマ所属として掲載するが、アストン・ヴィラとパルマが移籍についてクラブ間合意に達したと報じられている。

オランダにも日本代表クラスがずらり

オランダも凄い。

佐野航大はPSV。

上田綺世と渡辺剛はフェイエノールト。

板倉滉はアヤックス。

毎熊晟矢、市原吏音、小川航基、三戸舜介らもいる。

代表クラスだけではない。

若い日本人選手が欧州で経験を積み、そのままさらに上を目指している。

だから現在では、

「海外組=日本代表」

ではなくなった。

欧州でプレーしていても、日本代表に入れるとは限らない。

それほど海外組の層が厚くなった。

ベルギーは「欧州への登竜門」

そして、日本人選手の欧州進出を語るうえで欠かせないのがベルギーだ。

シント=トロイデンをはじめ、ゲンク、ゲント、ウェステルロー、アントワープ、ルーヴェンなど、複数のクラブに日本人選手が所属している。

ベルギーは、日本人にとって単なる海外移籍先ではない。

欧州への登竜門だ。

日本からベルギーへ渡り、欧州サッカーを経験する。

そこで結果を残し、さらに大きなリーグへ進む。

このキャリアルートが、今ではすっかり定着している。

欧州のあちこちに日本人がいる

さらに視野を広げれば、スコットランド、ポルトガル、オーストリア、デンマーク、スイス、ポーランドなどにも日本人選手がいる。

ここまで来ると、

「海外組」

という一つのカテゴリーでまとめること自体が難しくなってきた。

欧州へ行くことがゴールではない。

欧州のどこで、どのレベルでプレーするのか。

日本人選手を見る基準そのものが変わってきている。

欧州へ行く年齢まで下がっている

人数だけではない。

もう一つ大きく変わったのが、欧州へ渡る年齢だ。

以前は、

高校・大学
↓
Jリーグ
↓
Jリーグで活躍
↓
日本代表
↓
欧州

というルートが王道だった。

ところが現在では、Jリーグを経由せず、そのまま欧州へ向かう選手も出ている。

宮市亮の挑戦が「特別」だった時代

宮市亮は、中京大中京高校からアーセナルへ渡った。

その少し前には、伊藤翔が同じ中京大中京高校からフランスのグルノーブルへ向かっている。

当時はかなり特殊なキャリアだった。

高校を卒業した日本人が、Jリーグを飛び越えて欧州へ行く。

それだけでニュースになった。

ところが今、そのルートは一部の特別な選手だけのものではなくなり始めている。

福田師王、チェイス・アンリ、高岡伶颯――新しい世代

福田師王は神村学園高校からボルシアMGへ。

チェイス・アンリは尚志高校からシュトゥットガルトへ。

吉永夢希は神村学園高校からヘンクへ。

高岡伶颯は日章学園高校からサウサンプトンへ。

かつて伊藤翔や宮市亮の挑戦が非常に珍しかった「高卒即欧州」という選択肢が、近年は一つのキャリアルートになり始めている。

つまり、

「Jリーグで結果を残してから欧州へ行く」

だけではない。

若い日本人そのものが、欧州クラブの獲得対象になっている。

これも2026年の日本サッカーを象徴する変化だ。

ただ、世界最高峰を見るとまだ上がある

ここまで見ると、日本サッカーはとんでもなく強くなったように感じる。

実際、間違いなく強くなった。

ただ、一つだけ現在地も確認しておきたい。

レアル・マドリー。

バルセロナ。

マンチェスター・シティ。

バイエルン・ミュンヘン。

パリ・サンジェルマン。

そうした世界最高峰のクラブで、絶対的な主力としてプレーする日本人は、まだ多くない。

だが、これは悲観する話ではない。

むしろ、

ようやく次の壁が見えるところまで来た。

ということなのだと思う。

ワールドカップ優勝に「大番狂わせ」はほとんどない

ワールドカップでは番狂わせが起きる。

日本も強豪国を倒してきた。

しかし、大会そのものを優勝するとなると話は違う。

ワールドカップの長い歴史を見ても、優勝経験国は極めて限られている。

一試合なら強豪を倒せる。

だが世界一になるには、世界最高峰の相手を何度も倒し、最後まで勝ち続けなければならない。

そこでは選手層も、個の力も、トップレベルで戦う経験も必要になる。

だから、欧州組が増えたことだけで、

「日本はもう世界トップだ」

という話ではない。

しかし、その世界トップを現実的に見上げられるところまで来た。

それこそが、今の日本サッカーの凄さなのだと思う。

日本サッカーは、ようやく世界の舞台に立った

かつては、日本人が欧州クラブへ移籍するだけでニュースになった。

今では欧州組であるだけでは、日本代表に入れる保証すらない。

プレミアリーグにもいる。

ブンデスリーガにもいる。

ラ・リーガにもいる。

セリエAにもいる。

リーグ・アンにもいる。

そして、その周囲の欧州各国リーグには、さらに多くの日本人選手がいる。

高校を卒業して、そのまま欧州へ向かう選手まで現れた。

日本サッカーは、ここまで来た。

これだけの選手が世界最高峰の日常に身を置くようになったからこそ、その先を本気で考えられる。

日本サッカーは、ようやく世界の舞台に立った。

ここから先は、

「世界で戦えるのか」

ではない。

「世界のどこまで行けるのか」だ。

2026年。

これほど多くの日本人選手が欧州各地でプレーしている光景そのものが、日本サッカーが新しい時代に入ったことを物語っている。

2026-27 欧州所属日本人選手一覧

※所属は2026年8月18日時点。夏の移籍市場期間中のため、今後変更される可能性があります。
※欧州主要プロリーグを中心に掲載しています。

プレミアリーグ(イングランド)

遠藤航|リヴァプール
三笘薫|ブライトン
鎌田大地|クリスタル・パレス
冨安健洋|クリスタル・パレス
田中碧|リーズ・ユナイテッド
高井幸大|トッテナム
守田英正|ハル・シティ
前田大然|イプスウィッチ・タウン
坂元達裕|コヴェントリー・シティ

※遠藤航には今夏の移籍・放出に関する報道があります。

チャンピオンシップ(イングランド2部)

菅原由勢|サウサンプトン
松木玖生|サウサンプトン
岩田智輝|バーミンガム・シティ
藤本寛也|バーミンガム・シティ
平河悠|ブリストル・シティ
斉藤光毅|QPR
大橋祐紀|ブラックバーン・ローヴァーズ
森下龍矢|ブラックバーン・ローヴァーズ

ブンデスリーガ(ドイツ)

伊藤洋輝|バイエルン・ミュンヘン
町田浩樹|ホッフェンハイム
鈴木唯人|フライブルク
山本理仁|フライブルク
後藤啓介|フライブルク
長田澪バックハウス|フライブルク
堂安律|アイントラハト・フランクフルト
小杉啓太|アイントラハト・フランクフルト
佐野海舟|マインツ
川崎颯太|マインツ
町野修斗|ボルシアMG
宇野禅斗|ボルシアMG
橋岡大樹|ボルシアMG
田中聡|シャルケ

ブンデスリーガ2部(ドイツ)

塩貝健人|ヴォルフスブルク
藤田譲瑠チマ|ザンクトパウリ
安藤智哉|ザンクトパウリ
原大智|ザンクトパウリ
松田隼風|ハノーファー
秋山裕紀|ダルムシュタット
古川陽介|ダルムシュタット
三好康児|ボーフム
福田師王|カールスルーエ
関根大輝|ホルシュタイン・キール
安部大晴|ホルシュタイン・キール
髙橋ニコ|ホルシュタイン・キール

ラ・リーガ(スペイン)

久保建英|レアル・ソシエダ
佐藤龍之介|バレンシア

セリエA(イタリア)

鈴木彩艶|パルマ

※アストン・ヴィラとパルマが鈴木彩艶の移籍についてクラブ間合意に達したと報じられています。

リーグ・アン(フランス)

南野拓実|ASモナコ
瀬古歩夢|ル・アーヴル
中村草太|ル・アーヴル
水多海斗|ル・アーヴル

リーグ・ドゥ(フランス2部)

中村敬斗|スタッド・ランス

エールディヴィジ(オランダ)

佐野航大|PSV
上田綺世|フェイエノールト
渡辺剛|フェイエノールト
板倉滉|アヤックス
毎熊晟矢|AZ
市原吏音|AZ
小川航基|NECナイメヘン
三戸舜介|スパルタ・ロッテルダム

ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー)

ハーフナー・ニッキ|ユニオン・サン=ジロワーズ

小久保玲央ブライアン|シント=トロイデン
谷口彰悟|シント=トロイデン
畑大雅|シント=トロイデン
松澤海斗|シント=トロイデン
新川志音|シント=トロイデン
荒木遼太郎|シント=トロイデン
石渡ネルソン|シント=トロイデン

伊藤敦樹|KAAヘント

伊東純也|KRCゲンク
横山歩夢|KRCゲンク

坂本一彩|ウェステルロー
木村誠二|ウェステルロー
斎藤俊輔|ウェステルロー

綱島悠斗|ロイヤル・アントワープ
野澤大志ブランドン|ロイヤル・アントワープ
安藤晃希|ロイヤル・アントワープ

荻原拓也|OHルーヴェン
山田新|OHルーヴェン

倍井謙|コルトレイク

原口元気|ベールスホット
ポープ・ウィリアム|ベールスホット

スコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド)

旗手怜央|セルティック
横田大祐|レンジャーズ

プリメイラ・リーガ(ポルトガル)

福井太智|FCアロウカ

オーストリア・ブンデスリーガ

北野颯太|レッドブル・ザルツブルク
チェイス・アンリ|レッドブル・ザルツブルク

スイス・スーパーリーグ

常本佳吾|FCバーゼル

デンマーク・スーペルリーガ

鈴木淳之介|FCコペンハーゲン
福田翔生|ブレンビーIF

ポーランド・エクストラクラサ

小林友希|ヤギエロニア・ビャウィストク

スロバキア・ニケ・リーガ

松岡大起|スロヴァン・ブラチスラヴァ

フィンランド・ヴェイッカウスリーガ

田中亜土夢|FCコーテーペー

リトアニア・Aリーガ

辛島侑烈|ジャルギリス

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